写真学科Photography

実践的な教育が写真に関わる全ての仕事で通用する真のプロを育てる。

本学科は、日本で最も長い歴史を誇る写真教育機関です。100年を超える歴史の中で培われた教育は、他校の追随を許しません。

写真技術はもちろん芸術分野の専門科目を学び、総合力を習得。写真のあらゆる領域で活躍できる人材を育てます。

写真学科の特徴?学べる領域

基礎から始まる正統的な写真教育

写真学科では、長い写真教育の伝統と実績をベースに、デジタルのみならずアナログも含めて、写真表現の土台となる基礎から正統的に学べるカリキュラムを用意しています。専任の教員は、コアとなる開講科目?演習科目を担当し、学生と触れ合う時間を多く持てるよう心がけ、また指導陣には、絶えず今を乗り越えようという現役の制作者が多数在籍しています。
さらに、国内外の著名な写真家を招いての特別講義も頻繁に開講されており、学生はプロフェッショナルたちとの様々なコミュニケーションを通して、写真家としての考え方や生き方までも学ぶことが可能です。また、写真に関連する領域へ発展できるよう、「アートディレクション」や「画像アーカイブ論」等の特色ある科目、芸術領域で進行するクロスメディアに対応するためのソフトウェアの基礎操作を学ぶ「総合制作演習ⅠA?ⅠB」等の科目を設置しています。

写真表現理論領域

写真表現理論領域では、写真が発明されてからこれまで、どのような写真理論が考えられていたのかを学びます。写真がこれまで社会や芸術分野などでどのような位置づけで捉えられていたのかを学術的な観点と歴史的背景から研究したり、写真家としての撮影技術はもちろん、写真家としての立ち位置から考えさせられる学びが得られるのも本領域の特徴です。

コマーシャル領域

コマーシャル領域では、広告業界のフォトグラファーとして活躍する上で必要な基礎知識から、アートディレクターとの関わり方、コミュニケーションの取り方などを学びます。第一線で活躍する教員が多く、実際の広告業界での事例を元にアートディレクションの手法などにも触れながらコマーシャルフォトグラファーとして知っておくべき知識や業界の全体像を身につけられるのが本領域の特徴です。

ドキュメンタリー領域

記録性に重点を置いた写真表現が、ドキュメンタリー写真です。本領域では、ドキュメンタリー写真の種類や、ドキュメンタリー写真がこれまでどのような社会的機能を担ってきたのかを学んでいきます。これまでフォトジャーナリストがカメラに収めたドキュメンタリー写真や、ニュース写真を一つひとつ分析し、ジャーナリズムの理念や精神についても学んでいきます。フォトグラファーの進路の一つでもあるジャーナリストへの道を開くために知っておくべき写真や業界の全体像を身につけられるのが本領域の特徴です。

アート領域

写真は広告やドキュメンタリー以外にも、アートとして捉えられることもあります。本領域では、アートとして撮られる写真に使われている技法や様式、さらには最先端のデジタル?アートの概念について学んでいきます。また、これまでの各時代を代表する日本の写真家をピックアップし、写真家の言葉や作品、作家の思想的背景やその作家に影響を与えた国内外の作家など、表現活動をする作家の全体像を探りながら、フォトアーティストとしての生き方や考え方についても深く学んでいきます。

4年間の学び

  • 1年次
    写真制作の基礎となる知識や技術を幅広く身につける

    ?写真史」などの講義科目とともに「写真制作Ⅰ」などの演習科目を展開し、写真制作の基礎となる知識や技術を幅広く身につけます。

  • 2年次
    基礎知識の充実と、自分の表現につながる基礎固めを目指す

    ?現代写真Ⅰ」などの講義科目が加わり、基礎知識の充実を図ります。演習科目「写真制作Ⅱ」では、自己表現につながる基礎を固めます。

  • 3年次
    社会に羽ばたくために必要なスキルを総合的に身につける

    ?写真芸術学」などの講義科目や「写真制作Ⅲ」を通して、社会に羽ばたくために必要な専門知識?技術を総合的に身につけます。

  • 4年次
    将来を見据えた一分野を選択し、自らの専門性を確立する

    将来の進路を見据えた分野の研究室を選択し、専門教員による指導のもと、1年を通して卒業研究を行い、専門性を確立していきます。

写真学科について(研究室?教員?環境?カリキュラム)

卒業後の進路?就職実績

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 卒業後の進路については 将来の可能性として、画像処理関連では、医療機関、フォトライブラリー、デジタルアーカイブ、ラボステーション、印刷、画像処理、

マスコミ関連では、新聞、放送、ジャーナリズム、出版、広告、スポーツ、

サービス関連では、写真機材?材料メーカー、写真商社、美術館?博物館、一般企業(広告?宣伝)、レンタルスタジオ、ブライダル、営業写真館、

写真制作関連では、ポートレート、ライブ?イベント?舞台撮影、建築、ファッション、ジャーナリズム、アートなどが考えられます。

卒業後の主な職業

コマーシャルフォトグラファー

雑誌?ポスター?広告?パンフレットなどに使用する商業写真を撮影する仕事です。被写体となる「ヒト」や「モノ」の魅力を最大限に引き出すために、カメラやデジタル技術、ライティング、構図に関する知識はもちろんのこと、広告、印刷技術についての幅広い知識、芸術的センスなどが求められます。

写真作家

自らのテーマや表現を追究し、撮影した作品を発表する仕事です。作家として写真集を出版したり個展を開催したりします。独自の世界を創り出すための豊かな感受性、創造性、表現力、想像力、それらを作品にするための高度な撮影技術?知識、そして自らをマネジメントする能力などが求められます。

ジャーナリスト

国内外を問わず様々な事件や事故の現場に赴き、報道写真を撮影する仕事です。ときには取材なども行いながら、写真を通して、社会で起きている事象や世界の現実を多くの人に伝えます。現場に駆けつけるフットワークの良さや決定的な瞬間を待つ持久力、情報収集能力、公正な判断力などが求められます。

編集者?編集部カメラマン

単行本や雑誌などの企画から携わり、出版物に掲載する写真を撮影する仕事です。決定した企画に沿った撮影をするだけでなく、今後の企画で取り上げそうなイヴェントや四季折々の風景、祭事などの写真を撮りためておく場合もあります。専門誌などでは、編集者同様の深い知識が求められます。

画廊?美術館(ディレクター?キュレーター)

展覧会や美術展などの企画をする仕事です。展覧会の企画提案のみならず、出展する作品の収集や展示、整理、会場設営、管理、カタログ制作、広報活動など、開催までのすべての工程の責任者となります。写真や美術に関する知識はもちろんのこと、語学力や企画力、交渉能力などが求められます。

写真機材?材料メーカー

カメラやレンズをはじめとする写真機材?材料などをつくる仕事です。写真に関する深い知識をもとに、ユーザーのニーズに応じた写真機材の企画、製造ラインの管理、広報活動などを行います。最新の技術に関する豊富な知識や、市場を調査?分析する力、企画力?発想力などが求められます。

卒業生の主な就職実績

㈱秋山写真工房/㈱アフロ/㈱アマナデジタルイメージング/㈱イイノ?メディアプロ/㈱一蔵/キヤノン㈱/警視庁/㈱堀内カラー/ダイコロ㈱/㈱佐藤写真/㈱資生堂クリエイティブ㈱/㈱主婦と生活社/㈱小学館スクウェア写真事業部/㈱スタジオアリス/㈱スタジオエビス/㈱東京アドデザイナース/日経印刷㈱/日本郵便㈱/㈱博報堂プロダクツ/㈱ベネッセコーポレーション/防衛省/㈱らかんスタジオ/㈱ラボネットワーク/㈱リオクリエイティブ/㈱リクルートホールディングス/㈱アークスタジオ/㈱アートワークス/㈱アマナ/㈱時事通信社/光文社サービス㈱/㈱アイプラネット/富士フイルム㈱/富士フイルムイメージングプロテック㈱/㈱光潮社/光文社㈱/㈱ジーエークロッシング/ワタベウエディング㈱/㈱ゴーシーズ/㈱東條会館 ほか

取得できる資格?スキル

取得できる資格

  • 学芸員

身に付けられるPCスキル

  • Adobe Photoshop

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