施設
2024.2.9
工学部ワークルーム オープン
厚木キャンパス本館6階に、工学部工学科情報コースのワークルームが新設され、「画像?写真応用」「データサイエンス」「AI?コンピュータサイエンス」それぞれの研究に関わる先端機器が導入?設置されました。ルーム内は、分野ごとにゾーン分けして床の色を変えていたり、調光可能な照明設備を採用していたりと、空間デザインにも工夫を凝らしています。
このワークルームは、学生たちが“情報”の学びを深める場であると同時に、オープンキャンパスでは高校生のための見学?体験ルームとしての役割も果たしていくなど、学生と教職員でアイデアを出し合いながら、今後幅広く活用していく予定です。
画像?写真応用ゾーン
目に見える画像は意義ある情報
人の五感における視覚情報の割合は一般に8割以上と言われており、極めて重要です。現代社会において、画像(写真応用)分野の技術領域は多岐にわたっています。
ドローンを用いた多視点画像からの3D構築、さらに3D造形までを学べます。また、本学の研究会サークルは、ドローンの操縦に必要な国家資格の認定教習校に認定されています。5月から学内で二等無人航空機操縦士の資格取得も可能となりました。
極紫外線(EUV)用ミラーの工学デザインに取り組んでおり、その探索で見出したのが「合せ鏡プロジェクション顕微鏡」です。たった3枚のミラーを効果的に配置することで、収差(像のボケ)を極小化すると同時に、1500倍を超える高倍率を実現しました。
様々な成分を含んだ化粧品が、肌の張りや弾力、潤いにどのような影響を及ぼすのか、その有効成分の働きを、イメージング診断を通して検証しています。
データサイエンスゾーン
最新テクノロジーによって収集された大量のデータについて、数理モデルを用いて解析し、傾向を明らかにすることで、私たちの生活に役立つ革新的な製品やサービスを作ることに役立ちます。
人やモノの動きをデジタルデータとして記録するモーションキャプチャを用いて、プロアスリートと一般人の身体動作の違いなどを解析する研究を体験できます。
eSports中のプレーヤーの視線の動きをモニタリングし、個々のプレーヤーの違いや特性などを解析する研究を体験できます。
AI?コンピュータサイエンスゾーン
豊かな未来をリードする情報技術
人工知能やコンピュータの高度な技術を総合的に研究?開発する分野です。ソフトウェア開発やデータ解析、ロボティクスなどの領域では、人々を豊かな未来へ導く技術者?リーダー人材が期待されています。
企業との共同研究により、運転者の性格や運転スタイルに合わせて対話を通じて安全な運転行動を促す擬人化AIやロボットを開発しています。
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させた超スマート社会における、人々の新しい生活をイメージした技術の研究を行っています。
※所属?職名等は取材時のものです。
コンピュータの基礎から最先端の人工知能までを学び将来の選択肢を広げる
コンピュータを自由自在に操り、社会問題を解決できる能力を身につけます。コンピュータの基礎?専門知識の獲得にとどまらず、その知識と技能を活かして、様々な分野へ挑戦していける広い視野と応用力も養います。実習科目に加え、多彩な講義を用意しています。