東京工芸大学について

原点は 写真技術と写真表現

東京工芸大学は、テクノロジーとアートの融合を
目指した先駆的な大学として、
これまで多くの人材を育成してきました。

その前身は1923年に創設された小西写真専門学校。
写真は工学的技術を使った芸術表現であり、
創設当初から
「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」
を追究し続けてきたのです。

時代の流れとともに写真を初めとする
テクノロジーとメディアアートの
最先端教育?研究機関として
進化を遂げてきた東京工芸大学。
しかし、その理念は、創設当初から変わっていません。

私たちはこれからも
テクノロジー分野、メディアアート分野の
世界的人材の育成に貢献していきます。

学長からのご挨拶

東京工芸大学 学長 吉野弘章

 社会や経済が複雑化し、人々の生活や価値観が激しく変化し続け、常に革新を求められる時代。この時代を生き抜き、さまざまな社会課題を解決するには、人々の多様な価値観を理解し、ものごとの本質を見極め、自ら考えて行動する力が必要です。そうした力を育てるために、テクノロジーとアートという二つの創造的な教育の持つポテンシャルははかりしれないと思っています。

 本学の原点は、1923(大正12)年に創立した「小西寫眞専門学校」です。我が国の写真教育の先駆的存在として、多くの人材を世に送り出してきました。写真には、カメラやレンズといった工学的な要素と、テーマや表現というような芸術的な要素があります。本学の教育では、テクノロジーとアートの両方の要素が、創立当初からうまく取り入れられてきたのです。技術革新によって表現や創造の幅は広がり、また、豊かな感性が技術を進化させる。それらは社会を推進させる両輪なのです。これからも本学はテクノロジーとアートを融合させながら、ますます大きく変化する時代に、いっそう社会のニーズに応えながら進んでまいります。

 写真教育を原点とし、現在の本学は工学部と芸術学部という2つの学部からなる特色ある総合大学へと発展してきました。そして、新しい時代を切り開いていくために、キャンパスの整備や学部学科の改組を進めてまいりました。工学部は現在、工学科1学科とし、情報、機械、電気電子、建築の4コース体制となっています。そこでは、現代社会で必要な情報教育をベースとしながら、「写真演習」「デザイン演習」など、本学のルーツを生かした独自科目もあり、テクノロジーを飛躍させるための発想力や表現力を身につけることができます。芸術学部は写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガという7学科を擁し、我が国の誇る文化であり産業でもあるメディア芸術に特化した教育を展開しています。芸術学部の中野キャンパスでは、最新の施設や設備で、思う存分制作に打ち込むことができます。様々な個性やバックグラウンドを持つ学生たちが互いに切磋琢磨することはかけがえのない経験になるでしょう。

 これからも本学は、テクノロジーとアートの力で時代に向き合い、社会の発展に貢献してまいります。100年を超える長い伝統を持ち、常に最先端を走ってきた東京工芸大学に、どうぞご期待ください。


東京工芸大学 学長 吉野弘章

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