写真学科が刑務所の「いま」を知る写真展を開催

朝は6時45分に起床。点呼、朝食の後、朝8時から夕方4時40分までの刑務作業。途中に運動や昼食、休憩をはさみますが、刑務作業中は私語厳禁。よそ見厳禁。トイレに行くときは手を挙げて、刑務官から許可をもらいます。
厳しい規則、規律正しい生活、自分の意思で自由に行動することが許されない日々の中にあっても、夕食の後はクラブ活動や、読書、テレビ、家族や友達に手紙を書くなど、ひとときの休息があります。
受刑者の社会復帰、再犯の防止に注目が集まっています。市民にとっての安心?安全な社会をつくるために、罪を犯した人を社会としてどう受け入れるのかが課題となっていますが、彼らが刑務所でどのような日々を過ごしているのか、一般的にはあまり知られていません。
法務省矯正局、各刑事施設による全面協力のもと、東京工芸大学芸術学部写真学科で学ぶ6名の学生(うち1名は2018年3月に卒業)が2018年初春、刑務所?拘置所に入り、写真撮影を通して受刑者の日常に触れ、それぞれの感性で表現しました。日本の刑務所の「いま」を知ってください。

今回の展示は、2018年4月に千代田区立日比谷図書文化館1階 特別展示室で展示した作品を、大学公開企画として巡回展示するものです。

開催概要