GUM-BICHROMATE PRINT EXHIBITION 2013 -ゴムプリント展2013- (7/9~7/18)
会期
2013年7月9日(火)~7月18日(木)
会場
東京工芸大学中野キャンパス 3号館1階ギャラリー
展覧会概要
東京工芸大学芸術学部写真学科写真表現研究室(担当教員:吉田 成)では、19世紀の古典印画技法の研究に取り組んでいます。同研究室では、写真技術の中心がアナログからデジタルに移り変わった今、敢えて手作りの写真制作にこだわっています。写真表現研究室では古典印画技法を研究することにより、写真技術史や写真画像の保存に関する理解を深めるだけではなく、そのことを通じて、新しい写真表現の可能性を探求したいと考えています。
今回は、3年次の写真制作?吉田ゼミで制作したゴムプリント(Gum-Bichromate Print)を展示致します。限られた時間内で制作しましたので、不十分な面も多々ございますが、ご高覧頂ければ幸いに存じます。
今回は、3年次の写真制作?吉田ゼミで制作したゴムプリント(Gum-Bichromate Print)を展示致します。限られた時間内で制作しましたので、不十分な面も多々ございますが、ご高覧頂ければ幸いに存じます。
解説
ゴムプリント(Gum-Bichromate Print)は、1855年にフランスのAlphones Poitevinによって発明されました。発明当初は、あまり使用されませんでしたが、1890年代中ごろに復活し、ピクトリアリズム(絵画主義)の写真家たちを中心に20世紀前半頃まで盛んに制作されました。ゴムプリントを使った写真家としては、Robert Domachy、Constant Puyo、Edward Steichen等が有名です。
この印画技法の特徴の一つは、画像材料に顔料を使用するため、画像の色を選ぶことができることです。また、重ね焼きすることにより、さらに階調を豊かにすることができます。他の印画技法と比較して画像の鮮鋭さは劣りますが、そのことによって絵画のような印象となります。
この印画技法の特徴の一つは、画像材料に顔料を使用するため、画像の色を選ぶことができることです。また、重ね焼きすることにより、さらに階調を豊かにすることができます。他の印画技法と比較して画像の鮮鋭さは劣りますが、そのことによって絵画のような印象となります。